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PaPi-Mail J

[カテゴリ: Palmware(ジャンル別) > インターネット・通信 > メール]
[カテゴリ: Palmware(作者別) > System Engineering Service]
[カテゴリ: Palmware(50音順) > P]

PaPi-Mail J

必要なメールのみを選んで受信できる高機能メールソフト

価格

Freeware

作者

System Engineering Service さん

作者ページ

PaPi シリーズ

紹介

Palm OS 3.1以降


 パームには、そのほとんどの機種で「メール」というアプリが標準搭載されているものの、パーム単体ではメールの送受信はできません。といいますのも、パームが登場した当初、パソコンとの連携が容易なパームでは、パソコンで受信したメールをパームで閲覧できればそれで十分事足りると考えられたからです。言い換えると、メールの送受信はパソコンが担当し、閲覧と簡単な編集がパームで行うというのが、最も現実的と考えられていました。しかし、携帯電話やPHSのユーザーへの浸透度を考えても、これだけモバイルがもてはやされる日本において、出先でパームを使ってメールを送受信したいという要望は当然出てきます。そんな要望に対し、ひとつの答えを示したメールソフトが登場しました。それがPaPi-Mail Jです。

 PaPi-Mail Jは、簡単設定が売りのメール送受信ソフトです。PaPi-Mail Jではメールの送受信はもちろん、メールの閲覧や作成も行えます。また、プロトコルはSMTP/POP3/APOP/IMAP4に対応しており、指定したサイズでのメール分割、8つまでのアカウント管理ができます。日本語(ISO-2022-JP)のメールにも完全対応で、しかも付属マニュアルはもちろん、プログラムもボタンやメニュー等含め、すべて日本語表記となっています。また、CLIEのジョグダイヤルやハイレゾ表示にも対応しています。

 また、カラーフィルタ機能や範囲指定機能、検索機能など、多彩なオリジナリティ溢れる機能も特長です。

 なお、現在配布されているフリー版は、製品版 Ver.2.1.2 をベースに SSL の機能を削除したものになります。

最新情報

最新版はv.2.12Fです(2010/02/12現在)。

感想

 最新版ではついにメール閲覧・編集機能が内蔵されるに至り、今までは標準のメールと切り替えながら使わなければならなかった煩わしさから解放されました。ユーザーインターフェースも標準のメールを完全に踏襲しており、初めて使う方でもすぐに使いこなせるようになるでしょう。

 また、PaPi-Mail3/4がひとつに統合され、IMAP4とPOP3の両方をサポートしたことで、バージョンの違いよるユーザーの混乱がなくなり、より直感的になっています。

 好評だった範囲指定機能(高速なメールの送受信処理を可能にする)、カラーフィルタ機能(要素によってメールの色を変更することで、重要なメールを見落とす可能性を減らす)、タブ分けされた分かりやすい設定画面、プレビュー機能やリストモードなど数々の通信費節約のための工夫などといった特長はそのままです。
 
 基本的なところとして、これだけ多機能であるにもかかわらず、全体の動作が極めて軽快である点は見逃せません。大量のメール送受信処理と、電話代の節約という点に魅力を感じる方には一押しのメールソフトといえるでしょう。

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